言語と国を別の条件にする
英語の記事へ日本から訪れる人も、日本語の記事へ海外から訪れる人もいます。URLの言語部分は記事の言語を表しますが、国の情報をそのまま置き換えるものではありません。最初に、対象URLの言語、届けたい読者、必要な通貨やサービス提供地域を記録します。国別の結果が想定と違う場合も、すぐ誤配信と考えず、検索語と本文の使われ方を確認してください。対象地域の説明が本文に不足していないかを点検する材料になります。
まず十分な規模の区分を選ぶ
国と端末を一度に細かく分けると、一つの区分が数件の表示だけになることがあります。最初は主要な国、モバイルとデスクトップなど、実際に観測がある区分から見ます。少数のクリックで計算した大きな変化率を優先順位の根拠にせず、表示回数と観測日数を添えてください。データが少ない区分はまとめて傾向を見るか、今は判断できないと残す方が、誤った全面改稿を防ぎやすくなります。
同じ記事・同じ期間を比較する
国別の比較では同じURLと期間を指定し、端末の条件を揃えます。端末別の比較では国や検索タイプが違わないかを見ます。サイト全体の日本と、特定記事だけの米国のCTRを比べても、記事構成の違いが混ざります。出力した表にはフィルタ条件を残し、後から合計値と明細を混同しないようにします。複数言語を合算する時は、どちらの記事が増えたのかを確認できる内訳も持っておいてください。
端末差を画面の確認へつなぐ
モバイルで反応が弱いように見えたら、タイトルだけを変える前に実際の画面を確認します。比較表が読めるか、長い製品名が崩れないか、入力欄を操作できるか、公式リンクへ進む前に必要な条件が分かるかを点検します。Search Consoleの数値だけで操作上の原因は特定できません。画面上で再現できた問題と、集計から考えた仮説を分け、修正後も同じ利用場面で確認してください。
国の違いを契約条件の点検に使う
国別に反応が違う場合は、価格の通貨、税の説明、提供地域、支払い方法、紹介対象の条件が本文と一致しているかを確認します。国の数値だけで読者の予算や意図を推測しないでください。地域ごとに記事を作る場合も、実際に説明すべき条件が異なるかを先に調べます。国名を入れただけの同じ記事を増やすより、必要な条件を一つの記事で明確に説明できるかを検討します。
全体平均が変わる理由を確認する
各区分のCTRがほぼ同じでも、CTRの低い区分の表示が増えると全体のCTRは下がります。架空の例では、新しく英語記事の露出が増えた結果、日本語記事の成績が変わらなくても全体平均が動く場合があります。合計の悪化を全記事の悪化として扱わず、区分ごとの実数を見ます。平均順位も同じように構成の影響を受け得るため、新たに表示された質問を含めて読む必要があります。
次の確認を記事単位で残す
報告の最後は「日本向けを強化する」などの大きな方針だけで終えず、該当URLと確認事項を書きます。例えば、モバイルの比較表を点検する、ドル建て料金に請求周期を追記する、英語版の対象条件を確認するといった作業です。国別の増減だけで成果を約束しないことも大切です。次回は同じフィルタを再利用し、修正した内容と観測した変化を別欄で残すと、継続した判断ができます。
参照した公式情報
料金・提供条件・対応範囲は変更されることがあります。契約前に、下記の公式ページでご確認ください。
- Google Search Central: Get started with Search Console情報確認日: 2026-10-29
- Google Search Central: Debug traffic drops情報確認日: 2026-10-29
- About Google Search Console情報確認日: 2026-10-27
- Search Console performance metrics and setup情報確認日: 2026-10-27
- Search Console dimensions and data grouping情報確認日: 2026-10-27