似た形の金具パッケージと部品見本板
似た形の金具パッケージと部品見本板
この記事の内容
  1. コードの正本と別名を決める
  2. 単位を対応表へ含める
  3. 自動で整える文字を限定する
  4. 未一致と複数一致を更新から外す
  5. 誤対応の影響を追跡する
  6. コードの境界と入数変更を確認する
  7. BX-10:三箱を三個にしない
  8. 道具と費用を増やす前に確認する

コードの正本と別名を決める

自社で在庫と注文を管理するコードを正本SKUにし、仕入先コードや旧コードを別名として持ちます。同じ文字列でも取引先が違えば別商品を指すことがあるため、仕入先IDと元コードを組にします。商品名の類似だけで同一商品と判断せず、型番、サイズ、色、入数を確認します。SKUを商品名の代わりに気軽に変更しない方針も決めます。

単位を対応表へ含める

対応表には仕入先ID、元コード、自社SKU、元の単位、基準単位、換算数、確認者、有効開始日を置きます。元コードBX-10が10個入り一箱、自社SKUが単品なら、数量3は3個ではなく30個です。入数が変わったら元の対応を上書きせず、有効期間を分けます。換算数が不明な行は更新の対象から外します。

記録する項目と確認の具体例
記録する項目と確認の具体例
項目記録例確認すること
照合キー仕入先A+BX-10コードだけで一致させない
自社SKUITEM-012在庫の正本
入数1箱=10個数量3は30個
判定複数一致更新せず確認

自動で整える文字を限定する

前後の空白や不要な改行は比較用の値で除けますが、先頭のゼロ、ハイフン、大文字小文字を一律に消してよいとは限りません。たとえば0012と12が異なるコードなら数値へ変換しないようにします。元の文字列を残し、どの変換をしたか対応表で説明します。CSVを表計算で開く段階の自動変換にも注意します。

異なる仕入先の袋に入った同じ形の金具
異なる仕入先の袋に入った同じ形の金具

未一致と複数一致を更新から外す

照合結果は一致、未一致、複数一致、期限外を分けます。未一致を新商品として自動追加すると、既存商品の別名が重複することがあります。複数一致は正しい候補を確認し、一つに決まるまで在庫を更新しません。Airtableへ取り込む場合も、CSVの更新キーと商品コードの対応は別の確認として扱います。

未一致と複数一致を更新しない
未一致と複数一致を更新しない仕入先と元コードを照合 → 有効な対応が一つあるか; 有効な対応が一つあるか → 未一致と複数一致を確認 (未確認); 有効な対応が一つあるか → 単位を換算して更新案作成 (確認済み); 単位を換算して更新案作成 → 数量と対象SKUを確認未確認確認済み仕入先と元コードを照合有効な対応が一つあるか未一致と複数一致を確認単位を換算して更新案作成数量と対象SKUを確認未一致と複数一致を更新しない仕入先と元コードを照合 → 有効な対応が一つあるか; 有効な対応が一つあるか → 未一致と複数一致を確認 (未確認); 有効な対応が一つあるか → 単位を換算して更新案作成 (確認済み); 単位を換算して更新案作成 → 数量と対象SKUを確認未確認確認済み仕入先と元コードを照合有効な対応が一つあるか未一致と複数一致を確認単位を換算して更新案作成数量と対象SKUを確認

誤対応の影響を追跡する

誤った対応が見つかったら、対象の仕入先、元コード、期間、取り込みIDを特定します。対応表を直すだけでは過去の更新は戻りません。どの注文や在庫調整に使われたかを確認し、元データと現在の状態を照合して訂正します。すでに発送した商品があれば、データ修正とは別に顧客対応を検討します。

同じ形の蝶番を仕入先別に分けた3つの部品箱
同じ形の蝶番を仕入先別に分けた3つの部品箱

コードの境界と入数変更を確認する

先頭ゼロ、全角文字、同じコードの別取引先、箱と単品、旧コード、複数一致を確認します。更新前に対象件数と数量の合計を出し、更新後と比べます。すべて一致した表示でも換算後の数が正しいかを見ます。対応表の変更を担当者以外が確認する工程を設けると、大きな在庫差へ広がる前に止めやすくなります。

BX-10:三箱を三個にしない

確認用のCSVに仕入先A、コードBX-10、数量3があるとします。対応表が1箱10個、自社SKU ITEM-012なら、基準単位の数量は30です。同じBX-10でも仕入先Bで1箱12個なら別の対応です。さらに仕入先Aが翌月から入数を8個へ変えた場合、過去の取り込みを24個へ書き換えないよう有効期間を分けます。更新前の確認一覧には元数量、元単位、換算数、変換後の数量を並べます。結果だけを見て30が正しそうと判断せず、取引先と日付まで戻って照合できることが重要です。

対応表の変更を依頼する入口も用意します。未一致を見つけた担当者が直接正本SKUを作るのではなく、元の仕入先情報と確認資料を添えて依頼します。確認者は現物や取引先の資料で対応を決め、変更した範囲を記録します。既に使われなくなった別名を削除すると過去データが照合できなくなるため、無効になった期間を持たせる方法を検討します。CSVの読込み前に、先頭ゼロが残っていることと数量欄がコード欄へ入っていないことも確認します。列の位置だけで対応を決めず、見出しと例の値を読み合わせると、形式変更の影響に気づきやすくなります。

道具と費用を増やす前に確認する

対応数が少なければCSVの対応表で始められます。取引先や入数変更が増えたら、Airtableなどで有効期間と確認者を管理します。作業量はSKU総数だけでなく、未一致と複数一致の件数で見積もります。自動化の費用に加え、コード変更の確認、再取り込み、現物の照合の時間を含めます。名称から推測するAI照合は候補作りにとどめます。

作業に使える資料と関連ガイド

注文・在庫・発送

注文番号、商品コード、発送状態を揃えて、注文処理を追える仕組みを作ります。

参照した公式情報

料金・提供条件・対応範囲は変更されることがあります。契約前に、下記の公式ページでご確認ください。

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