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この記事の内容
  1. 処理数より未完了の古さを見る
  2. 接続先ごとの上限を確認する
  3. 到着量と処理量の差を計算する
  4. 再試行は間隔と期限を持たせる
  5. まとめ処理と優先順位を検討する
  6. 増強の前後を同じ条件で比べる

処理数より未完了の古さを見る

一時間に何件成功したかだけでなく、最も古い未完了の依頼がいつ届いたかを記録します。新しい依頼だけが成功し、古い依頼が取り残されている場合もあるためです。待ち行列の件数、最古の受付時刻、失敗理由、期限までの残り時間を同じ画面で確認できるようにします。API制限のエラーと入力不備は分け、同じ再試行設定へまとめません。担当者が今日中に終わらない量を見つけたら、手作業への切り替えや受付制限を判断できる状態にしましょう。

混雑中にも処理期限の近い依頼が新しく入る場合は、到着順だけで間に合うかを確認します。優先順位を変える権限と、その判断を記録する場所も決めておくと、顧客への説明に使えます。

接続先ごとの上限を確認する

Google Sheets APIなどの制限は、自動化製品側の実行枠とは別に確認します。読み取り、書き込み、認証主体、同じ接続先を使う別の処理が、どの上限を共有するかを調べます。Googleの公式資料はAPIに割り当てがあることを説明していますが、ここで一律の件数をすべての接続へ当てはめることはできません。利用中のAPI版と契約の資料を確認し、検証時には応答コードと時刻を残します。単なる待ち時間を、必ず料金プランで解決できる問題として扱わないようにします。

到着量と処理量の差を計算する

説明用に、毎分六十件を受け付け、毎分四十件を完了できる処理を考えます。この状態では毎分二十件ずつ未完了が増えます。到着が止まった後も、残件を処理する時間が必要です。各依頼が複数のAPI呼び出しを使う場合は、依頼件数とAPI回数を混同しないようにします。ピークが短いのか一日続くのかで対策が違うため、通常時、混雑時、障害復旧時を分けた見積りを作り、処理期限に間に合うか確認しましょう。

再試行は間隔と期限を持たせる

制限に当たった処理を直ちに繰り返すと、混雑を長引かせることがあります。接続先が示す待機指示に従い、指示がない場合も間隔を広げる方針と最大試行数を決めます。再試行のたびに最初から通知や登録を繰り返さないよう、完了済みの工程を区別します。期限を過ぎた依頼は無限に再試行せず、受付番号と最後のエラーを付けて担当者へ渡します。手動再実行が自動再試行と重ならないよう、誰が処理権を持っているかも確認します。

まとめ処理と優先順位を検討する

複数の更新をまとめられるAPIなら、まとめ処理で呼び出し回数を減らせる場合があります。ただし、一つの要求へ大きなデータを詰めれば必ず速くなるわけではありません。失敗時にどの行まで反映されたかを確認できる単位にし、優先する依頼と通常の依頼を分けます。優先度の低い依頼を永久に待たせない条件も必要です。混雑が解消した後に、処理をまとめたことによる欠損、重複、順序の変化がないか、受付番号で突き合わせましょう。

増強の前後を同じ条件で比べる

設定変更の評価では、同じ到着量と同じ接続先を使い、完了件数、最長待ち時間、エラー、費用を比較します。並列数を増やした結果、制限エラーだけ増えたなら、その増強は有効ではありません。運用記録には、混雑が始まった時刻、原因、処理を止めた範囲、残件がなくなった時刻を残します。次の担当者が同じ混雑に対応できるよう、通常設定へ戻す手順も記載します。費用全体と重複防止の詳しい確認は、関連ガイドへ分けて進められます。

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